開祖の伝承は不詳ですが、延宝7年僧豪慶の碑に佛法寺の寺名が見られるところから時代を遡ること遥か古の開創と思考されます。長命山佛性院佛法寺と称し、本尊に阿弥陀如来を安置します。境内には延命地蔵尊、納骨堂があります。
寿老人とは本来中国から伝来した長命の老人で杖を携え、玄鹿(げんろく/千五百年を経た鹿)を伴うものとされています。日本では、長頭、短躯で福禄寿に似ているところから異名同体とされている福神でもあります。当山は山号長命山に因んで寿老人を祀り、長生き、開運、厄除けを司る福神として崇められています。
(しろい七福神霊場会発行 しろい七福神めぐり より)