当山の縁起によると、文禄2年6月、相馬治少輔平胤吉が海東八郎延高とその子、急雨丸延乗(むらさめまるのぶのり)の菩堤を弔ったことが開基とされ、後に慶安年間上野寛永寺の僧豪胤が再建、延乗の名を以て急雨山圓乗院西輪寺と称し本尊は阿弥陀如来。境内に太子堂があり堂内には聖徳太子・聖観世音菩薩・弁財天その他が合祀されています。
福禄寿の尊像は短身・長頭・美髯を有し当山が勧請した尊像は如意珠を持ち長頭に頭巾を冠っております。福禄寿は幸福・高祿・長寿を与える三徳の神として諸願成就を願う多くの人々に信仰されています。
(しろい七福神霊場会発行 しろい七福神めぐり より)